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■ ■ 中目黒で恒例 ROOTWEB POP UP STORE ■ ■
9月13.14.15日
目黒区上目黒1-5-10 リバーサイドギャラリー
中目黒駅徒歩5分
■ ■ Loro Piana Coat & Jacket & Trousers Orer Event ■ ■
8月31~9月9日
特別な素材ですので一般的取り扱い店舗には出回らない生地をお選びいただけます
詳しくはブログでご紹介予定です
■ ■ Trickers Order & Sales Event ■ ■
10月11~13日
個店では初のパターンオーダーと即売会が開催されます
内容は来週追記予定です
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■ ■ TITO ALLEGRTTO & Alfonso Sirica TRUNK SHOW ■ ■
スーツやジャケット好きには堪らない秘密を知って下さい
既存ブランドを超えた着心地と希少な生地をお楽しみください
11月を予定しています
■ ■ オーダースーツ納期 ■ ■
*ファーストライン:10月中
*セカンドライン:9月末
■ ■ 二階のギャラリー 通常展示 ■ ■
新作追加されました
■ ■ 告知 ■ ■
全てのお買い上げ商品に関するクレームは購入後7営業日以内にお申し出ください。これを過ぎての対応は致しまん。
■ ■人材募集 ■ ■
志は気の帥なり
多能的で 内外で オモシロイ仕事が
貴方を 確実に 豊かにします
男女経歴不問
ROOTWEBの未来を共に創る仲間を募集します
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TEN-Cでウダウダ
入荷商品はインスタでもご紹介しています
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TEN-C:テンシー
当店の常連様ならご存じのブランドですね
検索してみると数軒のほれ込んだ店があり
ファンも増えているように思えます
ですが巷ではまだまだマニア的ブランドです
商品バリエーションも少なくその大半の品番は変わらない事をもって良しとする、むしろ変える必要が無い普遍的なデザインばかりです
5年位前でしたか、ミラノのショウルームで偶然見つけたカジュアルの一群が特別なオーラを発していました
近づいて触ると今まで経験した事が無い手触りに驚いたのを覚えています
聞けば素材は日本製でデザイナーはAlessandro Pungetti and Paul Harvey
どおりで!!完璧なアウターとしての仕上がりは流石としか言いようがありませんでした
そのコレクションは第一回目のコレクションでしたがポールハーベイとアアレッサアンドロプンジェッティーがストーンアイランドを離れた直後だったのではと思います
ブランドはピッティーに出ていない時ですのでブランドデビューしたばかりではなかったかと思います
その時に選んだ品番は昨年まで継続されていました
最も美しいバランスのフィールドジャケットだと思います
(公式サイトではスモックと呼ばれています)
ブランドデビュー以来5年変わらぬ、変える必要が無いデザインですが今季はポケットが少し変わりました
このジャケットの個性を創り出している要素で大きな役割を持つのが素材です
使われている日本製素材は小松精錬とポールハーベイが共同開発したと聞いている素材です
特殊な素材がオーラを発していたのを覚えています
今まで見た事がないその不思議な分厚い素材は100年の風雪に耐えた合成繊維で出来たような生地に見えました
不思議な素材に当時は驚いた記憶があります
ゴワっとしていても触ると不思議な柔らかさとヌメリのような不思議な感覚を持つ素材は聞けば元はニット素材だそうです
ポリエステルナイロンのジャージーのような生地を縮絨したものだそうです
(必然的に高い通気性と防水性を備えています)
世に出て10年近くになるこの素材の正式名称は何というのでしょう?
いまだにわかりません・・
輸入元に聞けども名称は御存じないようです
「ポリエステルナイロンのジャージーを縮めた生地」とまでは聞き覚えがありますが、、
そこで製造元の小松精錬に電話して聞きました
小松精錬の方に聞けばTEN-Cやストーンアイランドに納品しているそうです
>>御社とポールハーベイが共同開発した生地の名前は何というのでしょうか
との問いに小松精錬の方曰く
>ポリエステルナイロンのニットでこれを縮めた生地です
>>はい・・そこまでは認識しておりますが名称は無いんでしょうか?
>特別な名称はありません
>>では納品時に伝票に記載される名称はどのように書かれるのでしょう
>>支障が無ければ教えて頂けませんか
>ポリエステルナイロンジャージーと書かれますが・・
>>その後ろに品番はありませんか
>あります
>>それを
>M9307SY
旭化成のベンベルグのような名前は無いとの事です
正式名称:ポリステルナイロンジャージー:M9307SY
だそうです。。。
ネット初情報っす。。
小松精錬の方からさらにTEN-Cに関して初情報です
>Ten-cへ納めたのちに製品染がなされている為にさらに縮んでいると思われます
元がジャージーとはとても想像だにつかない生地をさらにひと手間を掛けて作られたTen-cはポールハーベイの作品らしさが最も良く出ています
製品洗いや製品染も今や普通ですがこれも実は歴史は浅いテクニックです
CPカンパニーとストーンアイランドの創設者:故マッシモオスティーが開発した製品染や様々な加工技術のテクニックは現在ではポピュラーな服の仕上げ方になっています
洗ったり染めたりすることでUSED感と自然な風合いを出すその方法は40数年前は驚愕的な服造りの方法でした
その技法の多くを開発したマッシモオスティーは現在のカジュアルウエアーの元を作ったともいわれる程の人
ポールハーベイは故マッシモオスティーの哲学を最も理解し彼の後継者と呼んで良いと私は思っています
歴史を紐解き素材とデザインを深く理解し現在の服に昇華させることができる稀有な存在だとも思っています
イタリアのサイト:http://www.ten-c.it/about/ではプンジェッティーの参画しているとの事ですが、彼はニットは得意であってもアウターは苦手な人と私は思っていますがどうなんでしょう特にハードなミリタリー的ウエアはポールが中心になっていると思います
最後にTEN-Cとは
The Emperor’s New Clothes
ポール・ハーベイの気持が込められた名前です
ミカ爺より(11/19)
大谷 裕一郎より(11/18)
ミカ爺より(08/15)
大谷裕一郎より(08/10)
ミカ爺より(07/27)