Gianfranco Bommezzadri ジャンフランコ ボメザドリ ダッフル ゲット:

2024/09/28(土)

ダッフルという超古典を見事に大人服に!!
子供服とヤンキーは思い勝ちなダッフルですが
皆様は10年数年?前
ムートンで大人なダッフルを買われたかと。。。
アレはアレで良かったですね
FAYが創ったダッフルも生地とディティール
共にコデぞデザイナーのセンスと言える仕上がりでした
その後は「英国物の変わらぬ良さ」のみです
グレンフェルの別注ダッフルも今や手に入らりません
インバーティアのみとなりましたが
(グローバーオールはチョッチね)
ROOTでは流行物は追いかけませんので
ダフルはGジャン同様に
「その時に良い物が有れば」仕入れます
 
2024年冬用ではこのダッフルが最高です
ROOT的フリークにとっての最高です
もっと気軽にというとやはり今ではインバーティア
 
インバーティアは10000人の方が着用可能ですが
このジャンフランコ・ボメザドリは国内で10人?
LSIに聞いていませんので判りませんが
仕入れる店はホボホボ無いのでは?
想像ですが3から5?位では
総量20着程度かもしれませんね
 

 
アウターは99.999%が無地です
柄物等はジャケットでも僅かです
超危険な売れないと思われるゾーンです
 

 
そんな中で です
それも 少々オタカイ値だん。。
チェックのダッフルなど見た事が無いレベル
ですが
コレが無地だったら私は見向きもしません

グレンチェクとガンクラブをミックスした表の顔
裏はガンクラブというリバークロス
このテキスタイルデザイナーはメチャセンスがイイです
(若い世代でテキスタイルデザイナー志向なら電話下さい)
(日本ではセンスは磨けませんのでイタリアで勉強しましょ)
(現地企業なら給与も日本より高くお薦めですヨ)
(この話は真面目な話で責任を持って案内しますので)
 
デザインと素材の2要素
この二つが良い物を私たちは志向します
 
ダッフルでは過去に無かった
有りそうで無かった顔が!
それも テーラード技術でに上げる!
まさにボメザドリさんは 敬愛すべきアホです
 
はい ROOTではこの様なアホな品こそ
限られた方にお薦めしております
 
サイズ50ですが大きめです(訂正)

>コレなら最後は私物に出来るナ(。。)
と思いLSIさんにムリクリお願いした次第です
 

 
最後の1着¥286000
売れても売れなくても良い(笑)1品です
 

この様な秀逸な物が売れるのが今の時代です
目と懐が肥えた時代なんですね。。。
 
この様に今年はいつなく盛り上がってる冬商戦
会合や会議も完全復活です
スーツはどの店も総じて良い様ですし
ジャケットは毎年の買い替えで順調品不足
コート他鮮度物はこれまた品不足
 
服は本当に楽しい秋冬ですネ
 

 
遊び過ぎかと思われる・・コンナ物も創ってます
設計用のキャドで書いて出来上がりました
チンタブです
IMG_8928
コレを付けた売れそうにない(笑)ジャケットが来月中に。。。
 
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
46年目のハウスオーダ アイテム
スーツ:EO:¥93500~ PO:¥140800~  FO:¥544500~
シャツ:PO:¥13200~ FO:¥71500~
パンツ:PO:¥31900~ FO:¥228800~
靴 : PO:¥56100~ FO:¥385000~ 
こちらも30年来のリピートの方々あっての質かと思います
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
https://rootweb-bespoke.jp/
 
コチラも宜しくお願いします

シャツ襟とコートの袖の話 ギローバー・LLR・GFボメザドリ

2024/08/31(土)

恵比寿 POP UP 9月7日 8日
東京都渋谷区恵比寿西1-18-4 AHM’S ONE1F
恵比寿駅 徒歩4分 代官山駅 6分
TOKYO-EBISU-POP-UP1
 
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
 
*これは値打有りなので。。私。ゲットさせて頂きました
アウトレットに飛びます

ですが ナンデ売れてない?
 
・・・セールに出し忘れでした
 
色は秋用ですので さらにお薦めです ヨ
秋の休日に
他とは雲泥の差のデザインが楽しめます
 

 
さて推し服が届き居ました
LLRのポストマンコートとボメザドリのダッフルです
二つを語れば一晩掛かりますのでハショッテ。。
今日はコートの袖にフォーカストします
 
貴方のコートの袖は前に振ってありますか?
チェスター等は既に飽きた方がたはラグランコートですが
このコートの袖が画像の様に湾曲していれば 優秀 です
 
IMG_8561
 
チェックのダッフルはボメザドリですが
スーツやジャケットと同じイセコミで作られた袖です
先の方でクイ~ッと曲げてあります
IMG_8563
アホやん ダッフル如きに ってのが英国のダフル屋かも
ですが爺の様にアホな服好きには溜まらない。。。御金が
タマランのです 手間の掛け方が判れば判る程。。。
IMG_8564
リバークロスの生地も実に秀逸です
表のグレンチェックの色の使い方も最高
裏は完璧なガンクラブチェク という贅を尽くしたリバークロスです
IMG_8565
これを着れるのは
想像ですが国内で10数人だけなんじゃないかと思います
コレは古典を熟知した人が企画できる製品ですね
また 着る方がたも古典の何たるかをメンタル含めて熟知
 
となるとなかなかサクサク売れるコートではないでしょうね。。
私はコレだけは棺桶に入れてくれと遺言しておきます
 
**次はシャツの襟の話です**
 
イタリアもUSAも英国その他大半の国で売られているシャツの襟型は
セミワイドが圧倒的です
 
ROOTでもレスレストンでもその多くはセミワイドです
 

 
少し変化を取り入れるならレギュラーです
 

 
なんですが
 
レギュラーの襟の「顔」は非常にムズイですが
アーカイブが有れば簡単なんですけどコレがなかなか無い・・
レギュラーの襟型さえ持っていないイタリアブランドもあります
 
Fは世間では最も売れている襟型がROOTでは非推奨襟・・
(襟が後ろに流れる襟型は経験上100%消えますので)
故に
>下を向いた襟型は無いの??
>レギュラーは無いの?
 
と質問して裏から出て来たのがこの春夏に販売していた襟型です
(なんじゃセミワイドやないけえ コレが限界の様子です)
Fはレギュラーという記憶も志向も全くのゼロの様です
 
アリキタリアは変わらぬ良さこそ完璧なトラディショナル
と言う事なんですが
 
ユニクロ含めて変わらないのは下着位です
世界の全てのブランドは 確実に変わって行きます
ファッションを楽しむ方々は特に鮮度と質です
 
シャツの襟型も鮮度で言えば後へ流れる襟はかなり古く臭く感じます
ROOTのマイド様で着ているのを見なくなって久しいですね
 
襟は少しづつ下へその襟先が移動してるのは確実です
 
後に流れるカッタウェイからセミワイド
そして一部はレギュラーとタブカラーに代わっています
 

 
レギュラーやタブカラーは1930年代を知っていれば綺麗に出来ますが
イタリアには何故かこの時代の服を知るブランドがホボ 有りません
この時代は全て英国かフランスの下請け工場故
今では会社は無いでしょうね、、
故に資料が無いのでは と想像しております
 
エスタブリッシュの年度をブランドと共に表記する癖があります
これは 俺たちは歴史があるんだぜい という気持ちなのでしょうが
ブランドオーナーが目まぐるしく変わるイタリアです
古い時代の資料を大切にしているブランドは無いと思います
それは タブカラーやオープンシャツでさえイタリアは知りません
 
ROOTからオリジナルタブカラーをサンプルとして送った程に彼らは知りません
 

 
では綺麗で自然なレギュラーは何所に?
答えは年二回のレスレストンのビスポークで創るか
もしくは ギローバーを買うか
身近なところでの答えはこの二つでスミマセン
 
多々あるイタリアのシャツ屋で今最もアグレッシブなブランド
すなわち 
デザインを常に考えているブランドはギローバーだけでしょう
バグッタもカジュアルに頑張ってますがヒットがなかなか出ません・・
他のブランドは前年踏襲型でROOT的には オモロナイですね
 
先日入荷した頑張るギローバ―のレギュラーはROOT定番として押てます
品切れになれば再度同じ生地で生産を依頼しています
 
昨年来最もお薦めするのは
スーツとジャケットに 極薄い色合が押のグレーです
この薄いグレーのレギュラーは合わせるアイテムの色を選びません
 

 
オマケ・・
アーカイブを豊富に持っているブランド3選
 
今年で100年目のベルスタッフのアーカイブ倉庫は驚愕されるでしょう
 
ストーンアイランドは人気は落ちましたが、ブランドですがここも倉庫があります
マッシモオウティーとポールハーベイの作品が倉庫にギッシリとあります
 
あとは画像で見た程度ですがUSAのアウトドアーブランドくらいです
 

 
多くのデザイナーはゼロからデザインがデイルわけではなく
どれだけ広く深くアーカイブ資料や服を見て脳裏に溜めてあるかです
特にディティールに関してはアーカイブは驚くほどのレベルでサンプルがあります
  
70年前のこのシャツのダーツの取り方 天才じゃん とか
ETC 本物のアーカイブ資料こそ次代の服の元です
  
***********
 
来年の春
ベルスタッフから 50年前のアーカイブから
一つのジャケットが届きます
1月のロンドンで見た資料がメチャ良かったので
 
>コレ 復活して欲しいッ
>>実は 復活させました
 
これはROOTが考える次代の答えの一つです

 
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 
 
コチラも宜しくお願いします

本物の古典を知るイタリア人が居たぁあ:G・F・ボメザドリ

2023/09/22(金)

◇ ◇ 9月15日–10月10日 ◇ ◇
 
オリジナルラグランコート&ジャケット受注会
生地もイタリアでオリジナル生産しました
145000 & 160000
インポート物既製品よりも高いです
 
◇ ◇ ◇ ◇
 
今年の柄はこの雰囲気が正解
グレンチェックが既にオワタ感の後
ウインドウペインも持てるしぃな方へ
買い増しもしくは初チェクならこんな柄が答えでしょう
IMG_2475
 
ジャケット売り上げの9割は無地系です
 
ですが
 
服疫はアレとコレと欲しくなる
ですがその答えを間違わない様
 
答えは 素材で決まります
 

 
ROOTの答えはガンクラブαです
カントリー&ヴィンテイジが根底に流れる素材押です
 
イタリア人でコレ程古典をしている人は他には居ないかも?
この様に感じるのは素材からです
IMG_2471
 
展示会で おっと!コレは!!と発見
ブランド志向ゼロのROOTですので
先ずは素材がどの様かが最も重要です
 
この秋冬のジャケット探しは英国をベースにした素材のものをと
探していたら 昔の顔のツイードのジャケットが展示してありました
 

 
持つと 重たい
いいいねえ
 
さらに 硬い
いいいねえ
 

 
私が独身の頃に販売していたツイードに瓜二つ
当時は羊の毛の脂も付いていた生地に近いです
脱脂は済ませてありますので匂いはありませんが
このツイードは本物ですね
 
英国ハダーズフィールドのツイードを選ぶところが難いです
 
展示サンプルを手に取り
ポケットの仕様他変更を依頼した特注モデルです
あくまで目立たぬ事が身上
IMG_2474
ポケットはパッチ&フラップ
60年代のモデルを再現しています
 
「勿論」 ベントは センターベント
IMG_2470
お願いしたら 凄い事になってます
 
お気づき?でしょうか
ベントの重ね巾が なんとなんと 7㎝前後も!!!
通常は4センチ程度ですが コレならベントも「笑わない」
 
そして見えている裏地
この裏地も見た事が無い程の肉厚にビックリ
IMG_2473
一般的裏地の2倍どころのはなしではなく
5倍は有ろうかと思う程の厚みがあります
コレは触って頂くと 驚かれるでしょうね
 
手仕事の綺麗さは過去で一番です
このフラワーホールの美しさは!!!
IMG_2464
 
さらに襟裏 ホールの下に花を挿すカンヌキが!!
IMG_2466
 
丁寧な襟の据え付けも勿論手付け
IMG_2468

 
襟に「マーク」を付けない本物のプライドを感じます
これだけの仕様仕上がりで198000
値上がったブランドと比して服の質からすれば安過ぎます
IMG_2472
 
永く永く着て頂ける本物に久しぶりに出あいました
 
◇ ◇ ◇
 
コチラも宜しくお願いします

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