TEN-C テンシー はヴィンテイジに成り得るか
既に在庫は然程ありませんが
始めて来られる方や未だTEN-Cをご存じない方へ。。。
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TEN-Cは記号で売り買いする服ではありません
「ブランドワッペン」を付けないのがTEN-Cです
無骨で男くさい貌
フォルムで判るTEN-Cです
CPカンパニー ストーンアイランドを興したマッシモ・オスティーにストーンアイランドを託され
育て上げたポールハーベイが長いストーンアイランドを離れた後にデビューしたのがTEN-Cです。
デビューコレクションはミラノのとあるショウルームでした。日本ではなかなか日の目を見ない
革のブランド**と共にそこに7型?がありました。
その中からTempest Anorak を発注
今に至るのですが名前は変わらずです
(ディティールが少し変わってはいます)
より良いバランスにこれ以上の変更は無さそうです
硬さですが柔らかくなるという解説も見られますが、数年では経年変化は見られません。着用頻度の問題でしょうね。沢山服をお持ちの方なら早々簡単には柔らかくはなりません。ですが、この硬さが魅力ですので、私はこのままでいいと思っております。
この硬い生地は元はジャージー!。聞いてびっくりのジャージーなんだそうです。ポリエステルナイロンのジャージーを縮絨して作られます。
黒や紺等も有りますが基本は白で納品され、白で縫い上げて、その後に製品染されます。コレがなかなかの手強い技でして、VOWの製品染も全く同じです。高温高圧の窯で染めていきます。イタリア国内ではこのg術を持つ工場は1社とか。
コレが一筋縄ではなかなかいかず慣れるまでは投資が続きました。
本家のTEN=Cも発表までに3年程度掛かっているそうです。
この手強い素材はポールハーベイと小松精錬(現コマツマテーレ)が共同開発したOJJ:オリジナル・ジャパン・ジャージーが生み出す独特なフォルムは素材の個性である硬さだけが醸し出す展示物の様でもあり、彫像の様にも見えたりします。
人の動きで形が変わるナイロンやウールには無い「固定された」フォルムはポールハーベイの深い知研で生み出されたデザイン。次代へ確実に継承される逸品だと思います。
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TEN-Cは時を越えてヴィンテイジに、
さらにアンティークの域にさえ届くやもしれません。。
この様な服への価値観は今後減る事は無いと思います。
コロナ禍の中でその魅力が増した様に感じる方が増えた様にも見えます。
それは過去に見た定番を超える完成されたデザインだからだと思います。
日本を敬愛して当初は菊花紋章がありました
[The Emperor’s New Clothes]
ーー TEN-C ーー
ダウンを着る程でもない日はTEN-Cで出勤しました
シャツ+アドルフォ+バグッタのジャケット
その上に丁度良いのが「TEN-Cの厚み」です
他社のナイロンに無い肉厚が丁度イイんです
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