ムーレー:シーロ ナブッコ ポルト 他
ムーレーが頭一つ抜けてますね
細部の気配りとデザインの一ひねり
大人の為の抑制された条件の中で
コレ程考え抜かれたデザインは他に無いです
っと ポールハーベイなら書き上げるでしょうが。。
ムーレーには派手で目立つ品番は有りません
知的階級や世界のアッパー層向け故です
売れれば何でも作る思想は持ち合わせていません
そこがお得意様方に受け入れられるのでしょうね
この高潔な哲学の反対に位置するブランドもありますね
****等は「目立つ事」に重点を置き
成りあがり中國で売れる事を第一とするウザインです
大きく文字を***ーーーと入れたりする愚ザイン
オラオラな心根を擽るテクニックが上手です
ヤンキーマインドを理解してこそでしょうが
私ら ヤンキーマインドの理解が薄いのでねぇ・・
でも なんとなく。。判るんです
こんな感じですかぁ(笑)
今日はプチヤンキー?
残ったので履いてます
4センチせが高くなるのでイイんですヨ(笑)
春にオレンジがアクセントで。。
靴もいいのですが
膝が足が腰が劣化進行中・・
高齢バイヤーの個性でして。。
*余談*
!!もうすぐ見た目完璧な靴ですが。。
履き心地はスニーカー並み
そんなビスポークが上って来ます
ボレロに無理やりお願いしてますので。。
渡邊氏初の邪道靴です。。
出来たらご紹介します
(顔はT型フォードにで具合はフィリップモデルです)
*
さてムーレーに戻りまして
春物が初の方にお薦めモデルはナブッコです
SIROの春バージョンといってもイイでしょうね
ダブルブレストのデザインがSIROシーロ同様にカッコイイ
構造は生地が二重ですので4月までと秋に使えます
春物では最多販売数で今やドドド定番です
*
次に ナブッコは持ってるゼ って方
貴方にはコレがイチオシです
春新モデルPORTO:ポルトです
6月の梅雨寒まで活躍します
パサっと羽織る大人のたしなみです
コレは素材にも特徴があります
ヌメリ感が少しありその艶が独特です
デザインはM65の特長を「抑え」て胸Pを一つに
且つベローズポケト4つが特徴のM65
そこを コレまた 抑えてのパッチP
フラップにはボタンを付けず抑制をスナップに
*余談*
サファリ等も胸Pは4つですが
敢えて3つにするアイデアは40年代にも有ります
私物のハッツラーのスエードジャケット
この四角っぽいボタンがコレまたいいアイデアです
22年秋冬ではオリジナルにコレをパクリたいです(笑)
30年代から50年代は今よりもっとセンスがイイですヨ
実に細やかで「経費無視的」です
コレの時代の記憶がイタリアにはホボ有りません
タグカラーの存在を知らないシャツ屋も有る程
特に30年代から40年代の資料は乏しいと感じます
ファッションは裕福な国でしか進化しません
当時のイタリアはパリの下請けでしたので、、
アルマーニ等が出るまでのイタ物はナポリのテーラーのみ
他のカジュアルな物は今の参考にはならないですね
一部の軍物が有る程度でしょうか
(IT同様に英語が世界語になていますので捜しにくいのも一因ですが)
****
ムーレーに戻りまして
そして 足すデザインは右腰のサブポケット
これはテーラードのブリティッシュからですネ
それを角度を付けて ジップにする
テーラードジャケット人気が落ち気味の中
コレはほんの少しダケ ジャケット感を持ちます
そのディティールは 裾のカッタウェイのみです
他のディティールは完璧な アウター ですね
*
ムーレーのデザイナーたちは深い処を熟知してますね
ウワッツラの目立つ事はしないデザインこそ 心根
モヒトツ大人なアウター M65
基本中の基本で廃れませんのでこの春もお薦めです
男臭い服の代表です
私的には御一人1着は持って欲しい品ですね。。
どのブランドでもM65は有りますよね
ムーレーらしさがこのモデルでも発揮されます
通常はベローズポケットがM65の特長ですが
(ベローズP:パコっと膨らむポケットです)
ここでも 抑え がいいです
胸Pもベローズの抑え的Pになっています
足しは 腕のパーツの取り方
最後に短丈です
冬にブレイクしたフィリッポに次ぐ春はVANGIヴァンジ
車の方には最適シングルライダース
この丁寧さは他では無い手間と心根です
着てよし。。。
脱いで良し
貴方も お好きでしょ。。。
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