シャツ襟とコートの袖の話 ギローバー・LLR・GFボメザドリ
恵比寿 POP UP 9月7日 8日
東京都渋谷区恵比寿西1-18-4 AHM’S ONE1F
恵比寿駅 徒歩4分 代官山駅 6分
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
*これは値打有りなので。。私。ゲットさせて頂きました
アウトレットに飛びます↴
ですが ナンデ売れてない?
・・・セールに出し忘れでした
色は秋用ですので さらにお薦めです ヨ
秋の休日に
他とは雲泥の差のデザインが楽しめます
*
さて推し服が届き居ました
LLRのポストマンコートとボメザドリのダッフルです
二つを語れば一晩掛かりますのでハショッテ。。
今日はコートの袖にフォーカストします
貴方のコートの袖は前に振ってありますか?
チェスター等は既に飽きた方がたはラグランコートですが
このコートの袖が画像の様に湾曲していれば 優秀 です
チェックのダッフルはボメザドリですが
スーツやジャケットと同じイセコミで作られた袖です
先の方でクイ~ッと曲げてあります
アホやん ダッフル如きに ってのが英国のダフル屋かも
ですが爺の様にアホな服好きには溜まらない。。。御金が
タマランのです 手間の掛け方が判れば判る程。。。
リバークロスの生地も実に秀逸です
表のグレンチェックの色の使い方も最高
裏は完璧なガンクラブチェク という贅を尽くしたリバークロスです
これを着れるのは
想像ですが国内で10数人だけなんじゃないかと思います
コレは古典を熟知した人が企画できる製品ですね
また 着る方がたも古典の何たるかをメンタル含めて熟知
となるとなかなかサクサク売れるコートではないでしょうね。。
私はコレだけは棺桶に入れてくれと遺言しておきます
**次はシャツの襟の話です**
イタリアもUSAも英国その他大半の国で売られているシャツの襟型は
セミワイドが圧倒的です
ROOTでもレスレストンでもその多くはセミワイドです
が
少し変化を取り入れるならレギュラーです
*
なんですが
レギュラーの襟の「顔」は非常にムズイですが
アーカイブが有れば簡単なんですけどコレがなかなか無い・・
レギュラーの襟型さえ持っていないイタリアブランドもあります
Fは世間では最も売れている襟型がROOTでは非推奨襟・・
(襟が後ろに流れる襟型は経験上100%消えますので)
故に
>下を向いた襟型は無いの??
>レギュラーは無いの?
と質問して裏から出て来たのがこの春夏に販売していた襟型です
(なんじゃセミワイドやないけえ コレが限界の様子です)
Fはレギュラーという記憶も志向も全くのゼロの様です
アリキタリアは変わらぬ良さこそ完璧なトラディショナル
と言う事なんですが
ユニクロ含めて変わらないのは下着位です
世界の全てのブランドは 確実に変わって行きます
ファッションを楽しむ方々は特に鮮度と質です
シャツの襟型も鮮度で言えば後へ流れる襟はかなり古く臭く感じます
ROOTのマイド様で着ているのを見なくなって久しいですね
襟は少しづつ下へその襟先が移動してるのは確実です
後に流れるカッタウェイからセミワイド
そして一部はレギュラーとタブカラーに代わっています
*
レギュラーやタブカラーは1930年代を知っていれば綺麗に出来ますが
イタリアには何故かこの時代の服を知るブランドがホボ 有りません
この時代は全て英国かフランスの下請け工場故
今では会社は無いでしょうね、、
故に資料が無いのでは と想像しております
エスタブリッシュの年度をブランドと共に表記する癖があります
これは 俺たちは歴史があるんだぜい という気持ちなのでしょうが
ブランドオーナーが目まぐるしく変わるイタリアです
古い時代の資料を大切にしているブランドは無いと思います
それは タブカラーやオープンシャツでさえイタリアは知りません
ROOTからオリジナルタブカラーをサンプルとして送った程に彼らは知りません
*
では綺麗で自然なレギュラーは何所に?
答えは年二回のレスレストンのビスポークで創るか
もしくは ギローバーを買うか
身近なところでの答えはこの二つでスミマセン
多々あるイタリアのシャツ屋で今最もアグレッシブなブランド
すなわち
デザインを常に考えているブランドはギローバーだけでしょう
バグッタもカジュアルに頑張ってますがヒットがなかなか出ません・・
他のブランドは前年踏襲型でROOT的には オモロナイですね
先日入荷した頑張るギローバ―のレギュラーはROOT定番として押てます
品切れになれば再度同じ生地で生産を依頼しています
昨年来最もお薦めするのは
スーツとジャケットに 極薄い色合が押のグレーです
この薄いグレーのレギュラーは合わせるアイテムの色を選びません
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オマケ・・
アーカイブを豊富に持っているブランド3選
今年で100年目のベルスタッフのアーカイブ倉庫は驚愕されるでしょう
ストーンアイランドは人気は落ちましたが、ブランドですがここも倉庫があります
マッシモオウティーとポールハーベイの作品が倉庫にギッシリとあります
あとは画像で見た程度ですがUSAのアウトドアーブランドくらいです
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多くのデザイナーはゼロからデザインがデイルわけではなく
どれだけ広く深くアーカイブ資料や服を見て脳裏に溜めてあるかです
特にディティールに関してはアーカイブは驚くほどのレベルでサンプルがあります
70年前のこのシャツのダーツの取り方 天才じゃん とか
ETC 本物のアーカイブ資料こそ次代の服の元です
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来年の春
ベルスタッフから 50年前のアーカイブから
一つのジャケットが届きます
1月のロンドンで見た資料がメチャ良かったので
>コレ 復活して欲しいッ
>>実は 復活させました
これはROOTが考える次代の答えの一つです
ミカ爺より(11/19)
大谷 裕一郎より(11/18)
ミカ爺より(08/15)
大谷裕一郎より(08/10)
ミカ爺より(07/27)