TEN-C をリメイク中 世界一硬い生地は世界一染める事が困難な生地です
**世間の流行とは無関係な店を目指しております**
■ ■ TITO ALLEGRETTO TRUNK SHOW ■ ■
11月29日 30日 12月1日
一部ですがスーツをコラッドのパンツでセット出来ます!
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◇ 入荷案内 ◇
TEN-Cの赤系が欲しいので
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最近と言うよりもこの数年の事ですが
多くのブランドの人気が落ちてきた気がします
さらに値上がりで厳しくなっています
その中で予約まで入る品もあるわけで
これが服屋をやっていて楽しいんです
人気商品を見つけた時のワクワクは50年前と変わりません
小学校の時が初めてなので60年以上も前と同じですね
そんなブランドの一つがTEN-Cです
多くのイタリア アウターブランドが苦戦する中で最も期待できるブランドです
来年以降は今よりももっと多くの店が仕入れると思われます
売り場が広がれば新規の方たち含めて広がるかと。。。
広く深くポールハーベイを知れば
コレが危険な事に成るんです
あのブランドやそのブランドがツマラン物に見えて来る
目が肥えてしまうデメリット?もあります
ささいなことが完璧を生む
しかし、完璧はささいなことではない
神は細部に宿る
知れば他の物を正しく評価できるようになり
買うべき物かそうでないかの規準が己の中に出来ます
動画や私のブログ等で乗せられて買い失敗をする事も減ります
(ROOT的目では失敗ではなくても別の脳から見れば異質ですので・・)
コレ いいじゃん
と思う人は最初は10人位でもその内1万人になるのが服です
最初の10人の方々の服を探すのがセレクトショップたる仕事です
ツマラン並みの物等セレクトとは言わぬ とも感じる時代の中に居ます
*
OJJは 世界一硬い生地は
世界一染める事が困難な生地です
一例です
今年の入荷から
紺の色もサイズに因り異なりました
黒もサイズに因り同じく異る事多々です
TEN-CはこのOJJよ呼ばれる素材使いが特徴にもなっていますが
この素材は当初も今もメインは「白」です
(コマツマテーレで染後に販売するの黒有り)
真っ白なOJJで製品を縫い上げて
整品染後にボタンを付けて完成します
この製品染が出来る工場はイタリアには1社のみ
一度コンタクトを取った事がありますが
もちろん数で門前払いでした。。
EU圏にもUSAにも染めれる工場はありません
他では日本に2社ありますがその1社がOJJ生産するコマツマテーレです
そのコマツマテーレでさえ安定した色出は出来ません
ミリタリーグリーで依頼するとテストでは完璧だった物が
製品では 全く 別の色に染上るんです
グリーンが黒になったり からし色に上ったりするほど難しい素材です
ポールハーベイもこの色の問題では悩んでいたはずですが
やっと 「慣れてきた」程度で克服する事は永遠に無いと思われます
ROOTのでは様々なアイテムで一般的には売れない赤を仕入れます
今季もヤッテマス 赤はモヘアのカーディガン
https://rootweb.jp/upload/save_image/lem481802-001.jpg
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カシミアの赤はリカンビで
https://rootweb.jp/upload/save_image/mag481806-001.jpg
赤はコーデの際に相手の色目を選ばないので実は便利な色です
男が身に着ける当たり前の品々の色めは範囲が決まってます
紺 黒 グレー ベージュ 茶 グリーン系 コレ位ですかね
この6色程度で全てかと思いますがこれらの色に赤は合います
下手な色合わせより簡単に「センスあり気に」みえるものです(笑)
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アウターでも赤を展開するブランドがたま~にあります
その時は懐がウズウズします。。
消えたポールアンドシャークでも赤がありました
最近ならフランスのダッフルでも赤を仕入ていました
赤のアウター程売れ難い物は無いでしょうねええ
しかし着ると 不思議な良さがあります
ま 苦手 って人が99,99999%でしょうが
着ると99,99迄減ります (笑)
ひと昔にはTEN-Cで赤がヒットしたこともあります
ROOTの達人の方々は意外と赤好きな方がいらっしゃいますね
昨年はTEN-Cではサンプルだけで終わった赤も無理やり引き取りました
こちらは世界で一つの赤 て事になりましたが
これも達人の方へ嫁入りでゲットできず
なんとしても赤TEN-Cが欲しいッ
と。。
この様に 赤愛が異常なのがROOTなんですが
今季のTEN-Cにも赤系が実はありました
ただし
サンプルは無く3センチ5センチの小さな生地のみでした
展示会で
>>おッ 赤 要る要る
即決で売れようが売れまいが発注。。
ですが
この赤 、、、今一つ薄い赤でピンクがかってまして
、、、!染ようではないかぁ
と オリジナルなROOTレッドが近々上ってきます
上が間違いなく売れないピンク系赤
下がROOT染の赤です
世界で日本で3着のみ
TEN-Cの新品をリメイク してやったゼイ
ワイルドダろ。。
*
はぁ~ また無駄使いしてしもた・・
でもねえって 言い聞かせるんです
並の並みばかりでオモロナイ服が多過ぎませんか
その様な声は本当に多いですねえ
もちろん 並が7割8割は必要です
ROOTのメインは やはり 並7割です
全国どの店も金太郎ではツマランと思う人も居ます
数少ない方々ですがそんな方々が一番楽しんでいらっしゃる気がします
服の楽しみ方はひとそれぞれでいいのですが
金太郎さんも既にお年寄りになられましたようです
かなり足腰が弱くなり介助が必要な程にも見えますね
コスリまくって衰退のブランドも多々の今
売上減は免れません
並の服は今後ますます厳しくなるしかないでしょうね
他人事ではありません
*
伊勢湾で伊勢海老が取れず伊勢海老漁師はいつ辞めようかとの事です
服屋もそんな時を迎えつつある様です
なので
貴方様に重ねがさねお願いする次第です
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46年目のハウスオーダ アイテム
スーツ:EO:¥93500~ PO:¥140800~ FO:¥544500~
シャツ:PO:¥13200~ FO:¥71500~
パンツ:PO:¥31900~ FO:¥228800~
靴 : PO:¥56100~ FO:¥385000~
こちらも30年来のリピートの方々あっての質かと思います
https://rootweb-bespoke.jp/
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コチラも宜しくお願いします
ミカ爺より(11/19)
大谷 裕一郎より(11/18)
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