振り子が降り切れてラルディーニ 戻る振り子はハズバンズへ?
スーツを50年見て来た中で思う事ですが
IVYに始まりアルマーニのアンコンが世に広まり
大雑把に言えば硬い服から柔らかい今のテキトウに行きついた
足元はスニーカーが許され 否 むしろカッコイイとも
この夏は当店もフニャチンセットアップにスニーカーがウリ
20着のパッカブルジャージースーツが一瞬で売れる今のご時世です
普通のスーツは正直なところアカンです、、
オーダースーツとテキトウが今の日本の旬ですネ
その状況の中でのハズバンズです
これほどの対比は他に無いですね
柔らかい極みのラルディーニ
その真反対のハズバンズです
バンチは私物ハズバンズ候補生地です。。。
グレンチェックをドレにしようか少し悩んでます
ハズバンズは生まれてまだ間が無いブランド
クラシコに慣れ親しんだオジサマには理解不能かも
世の中で売れているスーツの要素がゼロに近いですから
着丈が長く5枚の芯地と肩パッドの入った服は硬いです
細くて短くて柔らかで と この3拍子が売れる服
当店の在庫は全てこの様なジャケット&スーツです
ハズバンズは売れる要素のウチ2つ足りません
有るのは 細くて綺麗で型崩れしない事
柔らかい服に慣れ親しんだ体はハズバンズにビックリ
着れば過去に置き去りにした感覚を思いださせてくれます
昨日の若い方はカッコイイと声を出されました
若い世代の感じる価値観はオジサマとは違います
目がとてもフラットで感じるままが声になりますね
長い着丈に深いサイドベントは29センチ
構築された肩と細めのパターンが腰に吸い付きます
ニコラの着ているジャケットが上のモデルです
着丈が長いですネ
このジャケットは身長が175以上は欲しいですね
お腹も出ていてはなかなか厳しいです
・・・やはり 出腹オジサマには無理ッスね(笑)
(私はフロントボタンが止まりません・・ので掛けません。。)
しかし・・
こんな売れる要素の少ない服
何故に当店でお薦めするのでしょう。。。
それは極々単純な理由です
着た時に感じる感覚です
アッ コレは違うッ
忘れていた感覚。。。
しかし 着たいと感じるオジサマは稀でしょうね
PTのクルト ラルディーニのパッカブル
この最強のテキトウはオジサマの肌が忘れませんから
この様な中で気が付かぬ間に?変わっていくのも服です
否構築的服ばかり作るブランドがひっそりと変わるかも
ラルディーニも当店のビスポークも
実は変化が出ていまして。、。。
秋にはラルディーニからも「違い」が出ます
芯地も入り少しですが構築的なラインが出ます
従来のラインと比して高い価格です
180000台だったように記憶します
タリアトーレは変わらないようです
180000と聞いてハズバンズって !!
安すぎジャ値?
量産で180000
1着作って190000
チフォネリをググると出て来ました
伊勢丹のオーダーコーナーの情報でした
日本製ライセンスで13万~
本国本物チフォネリなら量産ジャケット30万台
(アメリカバーニーズで売られています)
パンツが450~500ドル
スーツは5000ドル以上
ビスポークなら8000ドル以上のブランドです
コレ程のブランドと同じ工房で創られるHUSBANDSです
何故にTOPブランドが使うのでしょう
理由無くして。。。ですね
画像はハズバンズの襟裏です
多くの部位が手仕事ですがマシンの様な綺麗さは格別
(ハンドだから良い とは限りませんが)
コレは皆さまご存じのブランドです
手頃な価格はマシーン100%でこそ
もちろん充分に良いスーツです
ハンド信仰もどうなのよって
マシンでも間違いなく良いです
でも それでも ハンドですって聞くと。。。
。。。ですヨね。。。
作りはさておき 着た時のラインの綺麗さ
この一点だけでもこれは価値ありかと
なので。。。
秋冬はグレンチェックでイキマス
微妙に違う表情に悩みます
では今日も皆様のお越しをお待ちしてます
っとハズバンズを薦めながらも
パッカブルは1週間で完売かもぉぉ(笑)
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