1947年 HUTZLER'S MODEL COAT 復刻2 ラグランコートの異端です
現存する70数年前のコート
HUTZLER’S MODEL COAT です
生地はスコットランドのゴリっとした重たいツイード
100年以上も前から使われていたであろう生地です
ダウンウエアーの無かった時代の冬の防寒はコートでした
生地はそれ相当の肉厚が有った事が伺えますが
現在はビョウキの方々向けのLLRに有るだけと思われます
ROOTの方しか誰も触った事が無い肉厚のコートがコレ
HUTZLER’S MODEL COATをトレースしアレンジしました
(生地は糸から毎年織っています)
この生地は580g 織り方はロロピアーナ等が織れない方法らしく
150年前のブランケットが祖業故の技の様です
ロロピアーナが生地サンプルを3シーズンにわたって持ち帰った程
(その後出禁になりました(笑))
コートは防寒の為の服
ゆえに 肉は厚い方が良い
というのが100年前
今は大方の方々にとっては 軽さ も大切
ダウンウエアーの軽さと暖かさを超える服は出ませんね
◇
横道ですがそのムーレーが盛り上がって来ました。。。
昨日はムーレーが売り上げの70%(金額ベース)
北海道では雪 。。。いいニュースです
今朝も寒いです。。。
なので 手ぐすねを引いて御待ちしておりますよー
◇
コートの話に戻りまして。。
LLRでは重たいジャケットに重たいブレザー
重たいパンツに重たいコート等を開発してきました
今年のコートは真逆
ホンマモン古典のHUTZLER’S MODEL COAT
コレを軽く軽く仕上げました
が
チャント 防寒もバッチリ
裏地をキルトしてます
前から見たら今年こそ着たいラグランスリーブ
でも 後ろから見たら男の逞しい背中はセットインスリーブ
世界初かなぁ て (笑)
コレをコートとして着るのは普通ですが
ニットの上に防寒物を着るように
着丈の長いブルゾン位の気持ちで着て欲しいんです
ジャケットと同じ気分で パサっと羽織るといいです よ
古典100%ですが重さは今の時代かと思います
税込み¥132000
◇
グーグルで検索すると歴史がウイキディアに出ていました
1800年代から興隆を極めた1900年代中頃
後半から衰退し1990年に130年の歴史に幕が下りたとな。。
この歴史の中で紳士服が最も良かった40年代のホンマモンヴィンテイジ品です
独特なポケットの創り込みは未だに他では見た事が無い技です
襟のゴージの下がり方と肩の丸みも今の時代のど真ん中です
*生地について*
一般的なガンクラブチェックは2色で構成されたものを言いますが
英国紳士のオアソビの猟他様々なクラブそれぞれに柄があります
(有りました)
猟のクラブならガンクラブチェックとなるのですが
この柄がどこのクラブ由来かは判りません
取りあえずハンティング としておきますので
(LLRのハンティングジャケットは完売しました)
ガンクラブチェックと呼んでおきましょうかね。。
いい いい色だと自負しております(笑)
コレはイタリアのミルで織ったオリジナルです
(もうオリジナル生地は休憩しよかと・・)
(60mが最低ロット故 無駄に無理して創るハメに・・)
(結果は
過多過多と下駄が震える決算に)絶句
しかし 性分はなかなか治らないですのでねえ、、
・・・糸やアーカイブを見たら止まらんやろなぁ、、
150年の歴史が詰まった倉庫
過去に創った生地サンプルがウン万点あり
数日泊まり込んで調査したと実は思ってる・・んです
本当のゼロからのオリジナルはこうして出来上がってきます
別注などとは次元が違うオリジナルは時間とロス!が伴うヤバイ品なんdath
服の楽しみの一つの差異がありますが
その極みだと思うのが生地から創るLLRです
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コチラも宜しくお願いします
ミカ爺より(11/19)
大谷 裕一郎より(11/18)
ミカ爺より(08/15)
大谷裕一郎より(08/10)
ミカ爺より(07/27)