クセのあるコレ なかなかのグレンフェルです
余りにも無慈悲な自然に言葉が思いつきません故お見舞い等書く事が出来ません
災害の横で日本代表に歓喜し泪さえ伝う画面を見入る
一夜明ければやはりこうして仕事に向かわなければいけません
地の利に感謝しながら書かせて頂きます
今年は昨年よりもコートのバリエーションが多いです
それはコート各社の努力からだとも思います
中でもっとも古典由来のコート屋が頑張っています
英国のコート屋と言えば バーバリー
そしてマッキントッシュにアクアスキュータム グレンフェル
この4社が古典でありルーツを持つ確かな会社 ブランドです
この中で最も大胆に 且つ 英国らしさをアレンジしているのが
GRENFELL/グレンフェル です
2年前でしたか記憶は薄いのですが
大きく変わったグレンフェルを見ました
デザイナーが入ったのでしょう
アーカイブ等を咀嚼しながらオモシロイ物が作られています
今季コレクションで最も服屋らしい「変化」を見せた品番
それがこのコートです
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グレンフェルクロスを使い トレンチコートをアレンジ
この技 なかなか他では見た事が無い出来栄えです
古典を変える事は非常に勇気の必要な事
無知なデザイナーも出来る事がありますけど(笑)
トレンチの良さ 味 匂い 等を違和感なく残しながらの出来です
アレンジをはるかに超えて未来のアーカイブにさえなりそうな顔です
このレベルのデザインは国産ブランドデザイナーは無理かと
コレ見て これくらいなら出来る とも言うハズですが
過去にこのよな例がないのでやはり見れば出来るが
ゼロから1は本当の才能無くしては出来ないのでしょう
デザイナーとアレンジャーの違いは才能の差
欧米デザイナーとアジアデザイナーの力の差
これはラグビーの様にはいかないでしょうね
素直に見えるコートですが
大胆 且つ 繊細な部位まで物を知っている事が伺える逸品です
フード裏はムートンです
ライニング裏
TEN-Cと同じ様に 流行っているわけではない故に
廃れる事も無い 恒久的デザインは服にも必ずありますね
仕入れる多くの物は間違いなく 廃れていきます
廃れずとも 飽きてはきます
が
TEN-Cやこのグレンフェルはよく売れるブランドとは異質です
100点満点ではありませんが良くぞデザインした
そんなグレンフェルは国内で僅かと思われます
? 輸入元に聞いてはいませんが間違いなく稀な品のはずです
この秋を振り返ると多くの方々が手堅い買い物をされています
故に この様な危険なコートはバイヤーが仕入れないのでは(笑)
もっと売れる品を仕入れてこそバイヤ-ですからね。。
しかし 好きなんです
こんな売れ難い品が(笑)
日本的迎合モード系より間違いなくデザインされた優れ物です
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Luigi Bianchi Mantova Trunk Show
11月16日(土曜日) 17日(日曜日)
北イタリアで100年に渡り育まれた端正なフォルムをお試し下さい
この美しさをそのままお届けできます
100年を超えて伝承されたイタリアの技術と感性
価格170000前後がボリュームです
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